タイトル:新潮 2026年 5月号 | ||||
| 創作 | ||||
| (130枚) 決定的瞬間 The Decisive Moment 知ってしまったら、もう元には戻れない。写真家・賢木稔の回顧展を準備中のキュレーターが発見した遺品は、すべてを壊しかねないものだった。芸術と倫理の危うい関係を多焦点で捉えてみせる、時代を射抜く衝撃作! | … | 平野啓一郎 | P7 | |
春眠 春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く──寝坊すると、父はそう繰り返していた。ガリ版刷りとコーヒーの苦い記憶。 | … | 堀江敏幸 | P51 | |
いまさら 定例だった旧友三人での宴席。養母田(やぶた)の不参加を知らせる柿本からの電話は、やがて彼らの邂逅地点へと遡る。 | … | 古川真人 | P63 | |
A Day in the Life 何の変哲もない、平凡な一日一日こそいちばん大事。ところできみは、一九七八年の八月二十日に何をしてた? | … | 松浦寿輝 | P87 | |
| 掌篇 | ||||
越前屋 | … | 筒井康隆 | P105 | |
| 連作 | ||||
良心的兵役拒否 [5]誰が殺したクックロビン 死んだ妹は〈忍び難きを忍ぶ御国の娘たち〉の平和テロ行動に関わっていた。アケルくんは火葬場で立ち尽くす。 | … | 市川沙央 | P109 | |
あなたたちはわたしたちを夢みる 第11回 小屋の中で生まれたあたしは、十五歳で歌い手となり、夜伽の相手からトトを譲り受けた。快楽にも似た痛み。 | … | 川上弘美 | P123 | |
| 対談 | ||||
町田 康×畠山丑雄 愚かな“人でなし”として祈る──『朝鮮漂流』と『叫び』をめぐって 小説家は無責任でいい。移動できないことを知り、飢餓感を覚えると、想像力が走り出す。来い来い来い来い! | … | P135 | ||
村田沙耶香×ポリー・バートン 日本文学ブームの渦中に身を置いて 「居場所欲」から身を守る。『コンビニ人間』作者と柚木麻子著『BUTTER』訳者が交わす、冷徹な現状認識。 | … | P149 | ||
浅田 彰×千葉雅也 私とは一個の他者である──トランプ時代のクィア・セオリー 現代人はもう第二次性微に耐えられなくなっている──思想史を踏まえて探究する、「性」というミステリー。 | … | P163 | ||
| 批評 | ||||
異性愛の孤独 松浦理英子『今度は異性愛』論 | … | 鈴木涼美 | P178 | |
| 連載対談 | ||||
池澤夏樹×田口耕平 教室で読む文学 (第3回)村上春樹「鏡」 | … | P183 | ||
| 連載コラム | ||||
うたと夢の出会う場所 (第3回)ひかりかがやく孔雀の島で(上) | … | 大森静佳 | P194 | |
光源の旅 (第4回)チベット・チョモランマ | … | 石川直樹 | P198 | |
| リレーコラム 街の気分と思考 | ||||
右足を骨折した話 | … | 中西智佐乃 | P202 | |
“ありそうな” | … | 永山祐子 | P206 | |
| 新潮 | ||||
東京都練馬区深夜1時の布団から | … | 岩崎友明 | P210 | |
文学を語るユーチューバーを語る | … | 木石岳 | P212 | |
再会のための制作 別れのための創作 | … | 駒田隼也 | P214 | |
「もう一回話して」 | … | 田中みゆき | P216 | |
| 書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
更地 郊『粉瘤息子都落ち択』 | … | 小川哲 | P218 | |
津村記久子『ふつうの人が小説家として生活していくには』 | … | 八木詠美 | P222 | |
| 本 | ||||
豊永浩平『はくしむるち』 | … | いとうせいこう | P226 | |
乗松亨平『ロシア宇宙主義全史──神化思想からトランスヒューマニズム・人新世へ』 | … | 上田岳弘 | P228 | |
ポール・オースター『バウムガートナー』 | … | 高城晶平 | P230 | |
椹木野衣『末世の芸術──来たるべき無人類のために』 | … | 高山羽根子 | P232 | |
池澤夏樹『遙かな都』 | … | 山崎佳代子 | P234 | |
| 連載小説 | ||||
痴れ者 第 5回 | … | 上田岳弘 | P236 | |
マキノ 第 5回 | … | 髙村薫 | P252 | |
その後の桜 第 6回 | … | 村田喜代子 | P260 | |
山吹散るか ほろほろと 第10回 | … | 辻原登 | P272 | |
マイネームイズフューチャー 第12回 | … | 千葉雅也 | P282 | |
| 連載評論 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第16回 完 | … | 片山杜秀 | P290 | |
独りの椅子 石垣りんのために 第21回 | … | 梯久美子 | P302 | |
小林秀雄 第127回 | … | 大澤信亮 | P308 | |
第59回新潮新人賞 応募規定 | … | P322 | ||
執筆者紹介 | … | P323 | ||
ひとことコメント
コメント: