タイトル:新潮 2025年 9月号 | ||||
| 新連載 | ||||
マキノ 第 1回 湖西に移り住んだ男は、自他の境もなく世界各地の音に耳を澄ませる。聴覚が拓く、高村文学の新境地! | … | 高村薫 | P7 | |
| 創作 | ||||
三名一体 彼女の名前は、只見と吉田とスフィンクス? 内側の声が言い争いを始め、やがてひとつの結論に――。 | … | 八木詠美 | P17 | |
坂 「不思議」が消え去った町で、榎田は不意にあの坂と再会する。かつての半同棲相手との幸福で不穏な記憶。 | … | 松浦寿輝 | P35 | |
| 掌篇 | ||||
性 | … | 筒井康隆 | P45 | |
| 詩 | ||||
2025の愛――萩原朔太郎賞受賞にあわせて | … | 最果タヒ | P49 | |
| 連作 | ||||
京から、伏見へ 伊藤若冲と相国寺の大典顕常。「精神的パトロン」という言葉では言い尽くせぬ深い理解と、長年の友情。 | … | 黒川創 | P59 | |
| 連載小説 | ||||
その後の桜 (第2回)レンズ2 今夜ここで月を観たらどんなだろう! 夫を亡くしたわたしの日常に、ニコンの双眼鏡が彩りを与えていく。 | … | 村田喜代子 | P91 | |
山吹散るか ほろほろと 第 2回 堀山恵子は弁護士の父と折合いが悪い。母が死に、大学入学を機に家を出て、「近代長屋」の住人となった。 | … | 辻原登 | P103 | |
| 対談 | ||||
水村美苗×ジョン・ネイスン 数奇な人生、自分のための小説 『大使とその妻』を、三島・大江作品の翻訳者はどう読んだか? 豊かな時間が流れ込む13年ぶりの対話。 | … | P113 | ||
| 講演録 | ||||
未知への好奇心は、本からはじまった ノーベル賞に繋がったiPS細胞への導きは、読書の経験と無縁ではない。科学の基礎研究と小説(フィクション)の共通項。 | … | 山中伸弥 | P129 | |
| 評論 | ||||
カルヴィーノの文学講義2025 若い頃のわたしがもっとも大きな影響を受けた作家が、いま生きていたなら。遺稿に基づく想像的再構成。 | … | 高橋源一郎 | P141 | |
| ノンフィクション | ||||
“鬼”の軌跡――辿れない戦没者の姿を探して 北海道出身者の慰霊碑でひときわ目を惹いた名前――戦後80年、彼の足取りを辿るべく沖縄・伊江島に向かう。 | … | 国分拓 | P151 | |
触れるポートフォリオ (第10回・完) ラスト・ダンス(後篇) | … | 島本理生 | P165 | |
| リレーコラム | ||||
街の気分と思考 ピンチョンに感動した | … | 斎藤真理子 | P172 | |
街の気分と思考 新潮のあのモード | … | ヒコロヒー | P176 | |
| 新潮 | ||||
外の感覚 | … | 石澤遥 | P184 | |
耳を澄ます都市――静けさと共鳴のあいだで | … | 石田康二 | P186 | |
レシピにできなかった山田詠美文学の料理 | … | 今井真実 | P188 | |
遊び心を私に取り戻す | … | 師田史子 | P190 | |
| 特別書評 | ||||
物語について語るときに僕たちの語ること――町屋良平『生活』を読む | … | 小池水音 | P192 | |
| 書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
渡部昇一『渡部昇一の快老論』 | … | 市川沙央 | P196 | |
神田三亀男 編『原爆に夫を奪われて――広島の農婦たちの証言』 | … | 古川真人 | P199 | |
| 本 | ||||
桐野夏生『ダークネス』 | … | 鈴木涼美 | P202 | |
上田岳弘『関係のないこと』 | … | 速水健朗 | P204 | |
小川洋子『サイレントシンガー』 | … | 八木詠美 | P206 | |
| 連載評論 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第 9回 | … | 片山杜秀 | P208 | |
小林秀雄 第120回 | … | 大澤信亮 | P220 | |
| 連載小説 | ||||
マイネームイズフューチャー 第 5回 | … | 千葉雅也 | P230 | |
Ifの総て 第15回 完 | … | 島田雅彦 | P241 | |
湾 第15回 | … | 宮本輝 | P267 | |
荒れ野にて 第89回 | … | 重松清 | P279 | |
第58回新潮新人賞 応募規定 | … | P306 | ||
執筆者紹介 | … | P307 | ||
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