タイトル:新潮 2025年 6月号 | ||||
創作 | ||||
虹の架け橋 昭和の象徴・松坂屋デバートでの空中通路の思い出。ノスタルジーを超えて未来へ橋を渡す、希望の物語。 | … | 松浦寿輝 | P7 | |
(240枚) 水辺のフリスビー 母と仕事を失った五十二歳の私は、今日も米を炊く。リワークセンターで再就職を目指す男女四人の連帯、恋、衝突、生きるための練習。新潮新人賞受賞作「ダンス」が脚光を浴びた気鋭による、瞠目の第二中篇! | … | 竹中優子 | P15 | |
掌篇 | ||||
路面電車 ぼくの人生の傍らには、いつも路面電車があった――。掌篇に封じ込められた鉄道愛と幸福な生涯。 | … | 筒井康隆 | P95 | |
連作 | ||||
ヴァルプルギス 自分はずっと「境目」を歩き続けてきた。世界からの離陸を目指して。では、宇宙人に登山はどう見えるか? | … | 高山羽根子 | P99 | |
連載小説 | ||||
マイネームイズフューチャー 第3回 人気ユーチューバーのカズキとカラフルスペース・雨音(あまね)の不気味な関係。そして悠介は、父を思い出す。 | … | 千葉雅也 | P110 | |
第49回 川端康成文学賞発表 | ||||
受賞作 『清心館小伝』奥泉光 【選評】 荒川洋治/角田光代/辻原 登/堀江敏幸/村田喜代子 | … | P126 | ||
回想談 | ||||
坂東玉三郎、三島由紀夫を語る 幼い頃から死がすぐそばにあった。『椿説弓張月』も演じた当代きっての歌舞伎役者が明かす、作家の影響。 | … | 聞き手高橋睦郎 中村哲郎 | P151 | |
対談 | ||||
恋愛で全てを捨てられない私たち 島本理生×鈴木涼美 結婚、出産、不倫にまつわる幻想に満ちた社会通念を、実感に即したユーモラスな言葉で解体する。 | … | P167 | ||
随筆 | ||||
父を撮る 十四歳で実家を離れたわたしは、写真を通して事び家族と向き合う。撮影者(わたし)と被写体(あなた)の関係性の考察。 | … | 川崎祐 | P177 | |
リレーコラム | ||||
街の気分と思考 延江浩さんのこと | … | マーサ・ナカムラ | P188 | |
街の気分と思考 焼きそばを食べたことがある人は | … | ゆっきゅん | P194 | |
新潮 | ||||
ベケットを翻訳して | … | 小野正嗣 | P198 | |
軍艦島、死と生のあわい | … | 雜賀雄二 | P200 | |
私らが文学をする理由 | … | 鈴木結生 | P202 | |
死んだ後を生きようとする | … | 細井美裕 | P204 | |
書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
鈴木光司『ユビキタス』 | … | 市川沙央 | P208 | |
毎日新聞社点字毎日編集部編『点字新聞が伝えた視覚障害者の100年――自立・社会参加・文化の近現代史』 | … | 古川真人 | P211 | |
本 | ||||
山下澄人『わたしハ強ク・歌ウ』 | … | 柿内正午 | P214 | |
田中 純『磯崎新論(シン・イソザキろん)』 | … | 藤村龍至 | P216 | |
梯 久美子『やなせたかしの生涯――アンパンマンとぼく』 | … | 柳瀬博一 | P218 | |
連載コラム | ||||
料理の人類学のかたわらで 第11回 夏野菜の思考 | … | 藤田周 | P220 | |
連載評論 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第 6回 | … | 片山杜秀 | P226 | |
小林秀雄 第117回 | … | 大澤信亮 | P238 | |
連載小説 | ||||
Ifの総て 第12回 | … | 島田雅彦 | P248 | |
湾 第12回 | … | 宮本輝 | P258 | |
荒れ野にて 第86回 | … | 重松清 | P270 | |
第38回三島由紀夫賞 候補作品発表 | … | P222 | ||
第58回新潮新人賞 応募規定 | … | P224 | ||
執筆者紹介 | … | P299 |
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