タイトル:新潮 2025年 3月号 | ||||
創作 | ||||
妖精 映画スタジオに妖精がやってきた。魔術的リアリズムが冴えわたる、新掌篇シリーズ開幕! | … | 筒井康隆 | P7 | |
橘の家(250枚) 転落する幼女を受け止めた木は大昔からそこにあった――。橘の木の言い伝えに揺れる家族と、受胎を願う女の腹に「小さきもの」を感じる手。子孫繁栄を祈る人間の業を見つめた挑戦作。 | … | 中西智佐乃 | P11 | |
中之島15の場所での物語 この文章を読んでいるあなたの前に、大阪の景色が演劇的に立ち上がる。想像の旅への誘い。 | … | 岡田利規 | P93 | |
夜と踵(かかと) 島の外で待ち受けるはハイヒールを履いた姉。奔放な足取りで社会に踏み出した娘たちの友情譚。 | … | 古川真人 | P121 | |
手記 | ||||
映画『どうすればよかったか?』その後 公開を見届けて父は亡くなった。注目のドキュメンタリー監督が明かす、偽らざる心のうち。 | … | 藤野知明 | P139 | |
対談 | ||||
能とヒップホップの交差点(ジャンクション) いとうせいこう×ライムスター宇多丸 能の現代語訳で掴んだ掛詞(かけことば)の妙味。日本語の豊かな可能性を拓く2MCの即興セッション! | … | P149 | ||
いま「この星」のどこかで――『この星のソウル』をめぐって 黒川 創×藤原辰史 歴史を単線(リニア)ではなく円環構造として捉えるには。小説という、時空を超えた地図製作の試み。 | … | P167 | ||
終わらない学び――アメリカの民主主義と「第三の道」 鈴木健×森田真生 見捨てられた田舎がトランプを選んだ。宇沢弘文の思想の先にある「なめらかな社会」の形。 | … | P185 | ||
リレーコラム | ||||
街の気分と思考 ウンディーネは旅に | … | 石沢麻依 | P206 | |
街の気分と思考 輪切りの根無し、名無しのスモモ | … | ハラサオリ | P210 | |
新潮 | ||||
記者さん | … | qp | P214 | |
小説はフィクションです | … | 佐藤友哉 | P216 | |
幸せだったみたい | … | 無傷 | P218 | |
書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
柳 広司『パンとペンの事件簿』 | … | 市川沙央 | P220 | |
クレア・キーガン『ほんのささやかなこと』(鴻巣友季子 訳) | … | 市川沙央 | P220 | |
三浦耕吉郎『自然死(老衰)で逝くということ――グループホーム「わたしの家」で父を看取る』 | … | 古川真人 | P223 | |
本 | ||||
田中慎弥『死神』 | … | 佐藤厚志 | P226 | |
本谷有希子『セルフィの死』 | … | ひらりさ | P228 | |
連載コラム | ||||
料理の人類学のかたわらで 第 8回 ニュートラル、洪水としての卵豆腐 | … | 藤田周 | P232 | |
見えない音、聴こえない絵 第234回 完 網膜と具象 | … | 大竹伸朗 | P234 | |
連載評論 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第 3回 | … | 片山杜秀 | P236 | |
独りの椅子 石垣りんのために 第11回 | … | 梯久美子 | P248 | |
小林秀雄 第114回 | … | 大澤信亮 | P258 | |
連載小説 | ||||
Ifの総て 第 9回 | … | 島田雅彦 | P268 | |
湾 第10回 | … | 宮本輝 | P278 | |
荒れ野にて 第83回 | … | 重松清 | P292 | |
第57回新潮新人賞 応募規定 | … | P230 | ||
執筆者紹介 | … | P323 |
ひとことコメント
コメント: