タイトル:新潮 2026年 4月号 | ||||
| 創作 | ||||
先生のおりがみ 学童保育所・涼風館には、るいのほかにも一人で過ごす人がいた。子供の目を通し描かれる、残酷で優しい世界。 | … | 今村夏子 | P7 | |
| (200枚) 丹心(まごころ) 建築家の鹿野川(ししのかわ)航(わたる)は、中国・寧波郊外の爛尾楼(ランウェイロゥ)を美術館に設計し直してほしいと依頼を受ける。現地での折衝を任された助手のレンは、次第にQ親子の陰謀に巻き込まれていき──多声的な文体で大国の今を捉えた渾身作! | … | 仁科斂(れん) | P33 | |
姥皮(うばかわ) 女系の強い我が家には、大叔母のあけ美さんから譲り受けた「皮」があった。性愛と生殖の不気味を穿つ奇譚。 | … | 三国美千子 | P101 | |
| 【掌篇】 | ||||
カナール・オ・サン | … | 筒井康隆 | P113 | |
| 【連作】 | ||||
ツクモガミ | … | 高山羽根子 | P117 | |
あなたたちはわたしたちを夢みる 第10回 | … | 川上弘美 | P129 | |
| 特集 歩く風景 | ||||
「略歴」の彼方 幼い頃住んだ台北のマンション「九鼎」。排気ガスと線香の匂い。失いかけた記憶が「略歴」の間から溢れ出す。 | … | 温又柔 | P144 | |
すべての海を思う 広島から釜山、対馬へ。戦後80年の夏。災禍の痕跡を辿り、数多の人と出会った彼女は、未来に向けて祈る。 | … | 瀬尾夏美 | P168 | |
鳩の翻訳 私は新潟への旅で韓国の港町・束草(ソクチョ)を思い出していた。訳すこと、何かを移し替えることの欲望とその困難。 | … | パク・ソルメ 斎藤真理子 訳 | P190 | |
終わりなき遊歩 | … | 榎本空 | P206 | |
| 【批評】 | ||||
『ワン・バトル・アフター・アナザー』と『ヴァインランド』 分断をすり抜けるピンチョンに共嗚するアンダーソン | … | 佐藤良明 | P212 | |
| 【連載】 | ||||
教室で読む文学 (第2回)横光利一「蠅」 横光がわずか一五〇〇字の作品に込めた企み。「同化読み」のセオリーを超えたところで、新たな技法に迫る。 | … | 池澤夏樹 田口耕平 | P221 | |
大滝詠一と私 (第3回) 少年漫画誌がカルチャー誌だった時代、日本語ロックの準備は整った。そして松本隆は都市感覚を歌詞に刻む。 | … | 湯浅学 | P231 | |
うたと夢の出会う場所 (第2回) 子守歌 | … | 大森静佳 | P244 | |
光源の旅 (第3回) チベット・ラサとティンリー | … | 石川直樹 | P248 | |
| 【リレーコラム 街の気分と思考】 | ||||
いつ何時(なんどき)、の街 | … | ブレイディみかこ | P252 | |
歩き疲れるその日まで | … | 宇垣美里 | P256 | |
| 【新潮】 | ||||
季節 | … | 石黒麻衣 | P260 | |
手で書くということ | … | 久栖博季 | P262 | |
才能の民主化とAI | … | 工藤郁子 | P264 | |
撤退戦としてのリベラリズム | … | 下西風澄 | P266 | |
| 書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
リチャード・ドーキンス『虹の解体──世界はなぜ美しいのか』(福岡伸一 訳) | … | 井戸川射子 | P268 | |
スティーヴン・クレイン『スティーヴン・クレイン全詩集』(管 啓次郎 訳) | … | 井戸川射子 | P268 | |
ミア・コウト『夢遊の大地』(伊藤秋仁 訳) | … | 豊永浩平 | P271 | |
| 本 | ||||
ナスターシャ・マルタン『熊になったわたし──人類学者、シベリアで世界の狭間に生きる』(高野 優 訳) | … | 服部文祥 | P274 | |
鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』 | … | 速水健朗 | P276 | |
ハン・ガン『光と糸』(斎藤真理子 訳) | … | マーサ・ナカムラ | P278 | |
又吉直樹『生きとるわ』 | … | 山下澄人 | P280 | |
| 【連載小説】 | ||||
痴れ者上 第 4回 | … | 上田岳弘 | P282 | |
山吹散るか ほろほろと 第 9回 | … | 辻原登 | P298 | |
マイネームイズフューチャー 第11回 | … | 千葉雅也 | P310 | |
| 【連載評論】 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第15回 | … | 片山杜秀 | P316 | |
独りの椅子 石垣りんのために 第20回 | … | 梯久美子 | P328 | |
小林秀雄 第126回 | … | 大澤信亮 | P338 | |
第58回新潮新人賞 応募規定 | … | P352 | ||
執筆者紹介 | … | P355 | ||
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