タイトル:新潮 2025年 5月号 | ||||
創作 | ||||
(130枚) 武蔵境のありくい――〈夏帆〉その2 絵本作家の夏帆はありくいの夫婦に導かれ、「文明の果つるところ」武蔵境へと引っ越した。彼女が負わされた危険な責務。そして、物語はどこからやってくるのか? 前作から1年、待望の最新小説。 | … | 村上春樹 | P7 | |
(230枚) その針がさすのは 夫婦で不妊治療に通い、馴染みの店に寄る。学生時代を過ごした中野で暮らし始めて、8年が経った。ノスタルジーと再開発が折り重なる街で、僕はどんな大人でいるのだろう。第2回東京中野文学賞大賞作! | … | 羽田圭介 | P51 | |
掌篇 | ||||
温泉相撲 温泉地で関取たちが湯を楽しみながら対戦する興行が始まった。だが、取り組みは思わぬ展開に……。 | … | 筒井康隆 | P125 | |
連載小説 | ||||
マイネームイズフューチャー 第2回 綾瀬を訝しみながらも、行動を共にするようになった悠介。新宿区を中心に、点と点が繋がっていく。 | … | 千葉雅也 | P129 | |
対談 | ||||
助手席で天皇小説を体験する(往路)――『天使も踏むを畏れるところ』をめぐって 松家仁之×高橋源一郎 同じ道なのに運転の仕方がまったく違う――作家の視座で歴史・建築・天皇制の本質を問う、刺激的対話。 | … | P145 | ||
紀行文 | ||||
よそものの帰郷――八丈島訪島記 生まれ故郷の島で自作について語り、「内地」との距離を思う。生と死を超え、家族と過ごした数日間。 | … | 滝口悠生 | P165 | |
連載評論 | ||||
数学する惑星(第2回)星界への報告 「天からの文(メッセージ)」を観測し、いち早く宇宙から地球を見ていたガリレオ・ガリレイヘの時空を超えた応答。 | … | 森田真生 | P183 | |
ノンフィクション | ||||
触れるポートフォリオ 第8回 強さと柔さ | … | 島本理生 | P201 | |
リレーコラム | ||||
街の気分と思考 四ヶ月の憤懣 | … | 斎藤真理子 | P208 | |
街の気分と思考 うるせえ、お前が進化しろ | … | ヒコロヒー | P212 | |
新潮 | ||||
読書たち――Reads 開発記 | … | 阿久津隆 | P216 | |
この幸いについて | … | 小田原のどか | P218 | |
末期の眼、始まりの声 | … | 須藤輝彦 | P220 | |
書評委員による 私の書棚の現在地 | ||||
竹中優子『ダンス』 | … | 高瀬隼子 | P222 | |
『母の友』最終号 | … | 小池水音 | P226 | |
本 | ||||
小山田浩子『ものごころ』 | … | 赤松りかこ | P230 | |
朝比奈 秋『受け手のいない祈り』 | … | 田中慎弥 | P232 | |
柴崎友香『遠くまで歩く』 | … | 東辻賢治郎 | P234 | |
古川真人『港たち』 | … | 玉置周啓 | P236 | |
特別書評 | ||||
無とはなにか――高村 薫『墳墓記』を読む | … | 町田康 | P240 | |
連載コラム | ||||
料理の人類学のかたわらで 第10回 わずかに天使の食べものではない鮨 | … | 藤田周 | P246 | |
連載評論 | ||||
雅(みやび)とまねび――日本クラシック音楽史 第 5回 | … | 片山杜秀 | P250 | |
独りの椅子 石垣りんのために 第13回 | … | 梯久美子 | P262 | |
小林秀雄 第116回 | … | 大澤信亮 | P272 | |
連載小説 | ||||
Ifの総て 第11回 | … | 島田雅彦 | P282 | |
荒れ野にて 第85回 | … | 重松清 | P292 | |
第58回新潮新人賞 応募規定 | … | P248 | ||
執筆者紹介 | … | P323 |
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