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群像 2026年 4月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2026年 4月号
未発表小説発見
 
七十年前、デビュー前夜の若き大江が執筆した二篇を一挙掲載する。 
東大大江健三郎文庫に届いた一通のメール。それは、本人が触れたこともなければ、研究書でも言及されたことのない大江健三郎の未発表原稿だった。
  P16
 創作
暗い部屋からの旅行 
僕はR教授からの招待状を持って市長記念館へ歩いていた。河岸の人だかりへ近寄って水面を見ると、消防夫達が学生服を着た若い男の水死体を引きあげているのだった。
大江健三郎 P16
 創作
旅への試み 
僕には一人で街を歩く自由もない。フランス人に一生の間会えない。船に乗ることも泳ぐこともできない。窓の硝子の向う、夜の空の連なりを見ながら、治郎は苦い感情で考えている。
大江健三郎 P44
 
経緯解説 
解説
阿部賢一 P59
震災後の世界15
 
灯台から灯台へ 
水族館跡地に残るトリケラトプスの彫像、使用済み核燃料プールの青い光、廃線を探す三人の男たち、そして兄の死ーー。震災後の時間を生きる身体と言葉をたどりながら、作家は思考し続ける。
古川日出男 P68
 
昨日まで 
震災のことを「あの日」と呼ばれるとどうしても無気力になる。その日が私の三月十一日と同じ日なのか、わからなくなってしまうーー十五年の時間をかけてそことここのあわいは変わっていった。冬の夜に揺れたこと、五人の心に去来したさまざま。
くどうれいん P122
新連載
 評論
はじめての自分的思考 
現代で「知的」に生きることとは、どういうことなのだろう。講談社現代新書編集部とのコラボ連載、三宅流「知的生活の方法」。
三宅香帆 P142
 エッセイ
食暦 ①鮭イクラおにぎり 
食べる時間に起こる言葉、立ち上がる記憶、もののはずみを季節ごとに書き留める。
武塙麻衣子 P152
批評
 
1条なき「民主主義」――長野県小県郡の「戦後」」 
新憲法によって政治体制が変わろうとしていることに対して、多くの人々が注目していたのは明らかになった。それはどの地方でも同じだったのかーー長野県小県郡のケース。
原武史 P156
冒頭抄録
 
MIDNIGHT PIZZA CLUB 2nd BLAZE 
おまたせしました。仲野大賀、上出遼平、阿部裕介が結成した旅サークル・MPCの冒険が帰って来る!新たな仲間も加わって、パワーアップした彼らが挑む次なる目的地はーー。
上出遼平 P170
対話
 
対話 蓮實重彦と工藤庸子第6回  
「ケア」という語彙の氾濫ぶりに苛立ちを覚えることが、あのヴァージニア・ウルフを介して、映画を映画として見ずに映画を語ることへの怒りへと変わってゆくのは、理由のないことではありますまい〈文学はだれの私有地でもありません。文学は共有地です〉。「文学にとって真に批評的な言説」を巡る応酬は、四十年前に行われた大江=筒井対談、ディケンズ、「ケア」の問題、そしてウルフへと至る。
  P178
論点
 
いま、小説の枠は広がっているのか――詩の小説への「浸出」」 
国、性別、政治、そして詩と小説。ボーダーからの視点で表現する創作から見えてきた、いま同時多発的に世界で起きている文学の変化とは。
関口涼子 P194
article
 
『ばけばけ』の松江から帝国大学英文科まで――東大英文研究室所蔵資料『ラフカヂオ・ハーン追憶座談会速記録』を読む 
朝ドラ『バケバケ』のヘブン先生のモデルであるラフカディオ・ハーンがかって講師として勤めていた東大英文研究室の倉庫で、小さな冊子が発見された。座談会から当時のハーンの姿が甦る。
阿部公彦 与良美紗子P200
往復書簡
 
ふたりのための往復書簡  第7回  向坂くじら×紗倉まな     
「理想の小説」とは何かという問いかけを胸に、ウルフが約百年前に行った女子カレッジでの講演「女性と小説」を基に書いたエッセイをふたりで読み、言葉を交わす。
  P208
本の名刺
 
本の名刺 
武塙麻衣子/長野まゆみ/雛倉さりえ
  P226
最終回
 
リアルなインターネット 
第14回 インターネットがすべてを永遠に保存してくれるという神話が崩れ、ログオフ状態が贅沢品になった時代、私たちは自分の時間と記憶をどこに預けるかが問われている。
竹田ダニエル P235
 
僕と「先生」 
第12回 批評はみずからのうちに孤独を作るところからはじまる。僕は加藤さんのように、じぶんの〈かすかな窪地〉を見つけられただろうか。
長瀬海 P242
随筆
 
子守歌とネクタイ部隊 
有賀未来 P192
 
「流暢さ」とは異なるなにか 
田村美由紀 P338
 
笑いが好きだと思っていて 
藤岡拓太郎 P414
 
怒られの夏 
ふじきみつ彦 P472
連載
 
アーカイブ 
第 2回
藤野可織 P262
 
不在事件 
第 5回
多和田葉子 P289
 
口訳 太平記 平和にチャンスを与えなさい 
第 5回
町田康 P272
 
きょくあじさしとくさのこ姫 
第14回
いしいしんじ P296
 
Wet Affairs Leaking 
第28回
阿部和重 P304
 
鉄の胡蝶は記憶を歳月を夢の彫るか 
第92回
保坂和志 P310
 
自分を生きる忘備録 
第 2回
岩川ありさ P340
 
新書のツボ 
第 2回
田村正資 P348
 
人文のツボ 
第 2回
江南亜美子 P350
 
外文のツボ 
第 2回
豊永浩平 P352
 
ウクライナPR情報戦 「演者」の成功と落日 
第 4回
高木徹 P354
 
シネマ日和           
第 4回
島口大樹 崔実P364
 
文学誌でミステリの話をしよう 
第 4回
若林踏 P368
 
リンゴのくしゃみ 
第 5回
伊藤亜和 P373
 
ニューヨーク滞在記 
第 5回
平野啓一郎 P378
 
脳葉の蔭より 
第 7回
小原奈実 P384
 
「雑」の風景 
第 7回
平山周吉 P403
 
源氏百人一首  らせん譚 
第 7回
毬矢まりえ 森山恵P390
 
運命の文学史 終わりから始まる物語 
第 5回
須藤輝彦 P316
 
丁寧な暮らしの哲学 
第10回
戸谷洋志 P434
 
絵画という地図を手にして 
第 6回
乗代雄介 P440
 
これからの人生。 
第11回
小西康陽 P446
 
庭を耕す 
第 7回
山中瑶子 P454
 
ジャッジメンタルな時代 ネガティヴ・ケイパビリティ考 
第 7回
小川公代 P458
 
あのころの面影 仏文回想記 
第13回
野崎歓 P474
 
九鬼周造 
第 7回
星野太 P480
 
くぼみにふれる 
第13回
百瀬文 P496
 
ストーリーワイズ 
第22回
立川小春志 P501
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第26回
武田砂鉄 P506
 
文化の脱走兵 
第39回
奈倉有里 P510
 
現代短歌ノート二冊目 
第66回
穂村弘 P523
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第68回
くどうれいん P516
 
星占い的思考 
第73回
石井ゆかり P520
書評
 
『ヴァージニア・ウルフ エッセイ集』V・ウルフ 
九段理江 P526
 
『ブーズたち鳥たちわたしたち』江國香織 
くどうれいん P528
 
『朝鮮漂流』町田康 
長瀬海 P530
 
『昨日の肉は今日の豆』皆川博子 編・日下三蔵 
蜂飼耳 P532
 
『ルカとチカ』長野まゆみ 
東直子 P534
 
『「なむ」の来歴』斎藤真理子 
マーサ・ナカムラ P536
 
群像Web紹介ページ 
  P538
 
第70回群像新人文学賞応募規定 
  P8
 
執筆者一覧 
  P544

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