TOP

趣味は「読書」

群像 2025年 7月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

文学賞関連

群像トップページ
  • 2025年
  • 2024年
  • 2023年
  • 2022年
  • 2021年
  • 2020年
  • 2019年
  • 2018年
  • 2017年
  • 2016年
  • 2015年
  • 2014年
  • 2013年
  • 2012年
  • 2011年
  • 2010年
  • 2009年
タイトル:群像 2025年 7月号
掌篇シリーズ
 
ダイニング ダイイング 
老人ホームに寿司職人がやってきて寿司を握ってくれることになり、沸き立つ老人たち。ブラックユーモア迸る掌編の真髄。
筒井康隆 P11
批評総特集
 
「論」の遠近法2025 
  P18
 批評
大江健三郎「私」論 『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』をめぐって」 
大江健三郎の「最期の小説」に氾濫する「私」という記号に導かれて。決定版『晩年様式集』論。
蓮實重彦 P18
 対話
蓮實重彦X工藤庸子 ヴァージニア・ウルフの「波」は、はたして大江健三郎の足元を濡らしているのでしょうか 
「テクスト」は「テクスト」でしかなく、「テクスト」以外なにものでもない。それと向かい合うことの「必死」性に、いまのわたくしは賭けているのですーー「対話」は続く。
蓮實重彦 工藤庸子P42
 新連載
運命の文学史 終わりから始まる物語 
「運命」という言葉に導かれて、終わりをめぐる旅にでる。人間の主体性のあり方を描きだそうとする文学作品を通して見えるもの。
須藤輝彦 P53
 新連載
丁寧な暮らしの哲学 
自分を取り囲むものと和解することで生活は一変する。「私」の体が世界と馴染むためには何が必要なのだろう。
戸谷洋志 P63
 批評
大江健三郎論 ③ 
神とは霊魂である。自身の小説の主題を「魂のこと」と記した大江の起源を、折口信夫を手がかりに読み解いていく。
安藤礼二 P72
 批評
傾く世界のかぶき者 
世界の傾きとそれぞれの人間の傾きを切り離すこと。そのために必要な手がかりを模索する。
伊藤潤一郎 P94
 批評
暴力とケアの倫理 岡野八代『ケアの倫理と平和の構想―戦争に抗する 増補版』を読む 
戦争とケアはどのような関係にあるのか。『ケアの倫理と平和の構想』を通して考察する。
小川公代 P104
 批評
私たちが絶滅したあとに 川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』に寄せて 
人間のいなくなった世界への想像力にあふれた『大きな鳥にさらわれないよう』。国際ブッカー賞でも大きく評価された傑作小説を批評する。
高原到 P111
 批評
保守のコスモロジー③ 
日本人として異教を信仰することは、この国の「伝統」と「正統」の問題、天皇と救済者の関係を考え続けることである。
富岡幸一郎 P120
 批評
複数で単数の世界 村田沙耶香における性と生殖 
『世界99』をはじめとする村田沙耶香作品から、性と生殖をめぐる「人間」の暴力を問う。
水上文 P145
 批評
女たちの群像② 病者の風景、横たわる女たち 
女とは、常に自らにとって親密なものから隔てられ、かけがえのないものを失い続けることを強いられる側の性である。病者のまなざしから世界を捉えること。
渡邊英理 P155
最終回
 
夫婦はどこへ? 
第10回 村上春樹から坂元裕二にいたるまで、日本を席巻してきたフィクション作品における夫婦の描かれ方の探究。いま私たちがリアルな世界でも希求すべき「夫婦のかたち」、他者と築くべき「親密性」とは?
三宅香帆 P168
ルポルタージュ
 
オフセットからDSRへ 群像DX記 
2010年1月号、活版印刷からオフセット印刷に切り替わった「群像」は、2025年5月号から、デジタル印刷で刷られることになった。デジタル/オフセット印刷双方の現場から、印刷・雑誌・本の來し方行く末を考える。
宮田文久 P175
往復書簡
 
向坂くじら×紗倉まな   ふたりのための往復書簡③ 
他者へ向ける眼差しがここまで違うのはどうしてなのか、カトリック系と仏教系の学校にそれぞれ通っていたふたりが交わす、「愛」と「許す」をめぐる手紙たち。
  P190
本の名刺
 
くどうれいんX鈴木俊貴 
  P206
最終回
 
月の船、星の林 
《こもりぬ》で開かれる食事会に現れた実父に、ぼくは子どもじみたあいさつしかでなかったーー。家族の秘密に迫る「ルカとチカ」最終回。
長野まゆみ P214
 
天皇機関説タイフーン 
第18回 敗戦。太平洋を越えたうねりが九重の菊を散らさんとする。憲法改正の必要なしとした美濃部と、アクロバティックな「八月革命説」を唱えて「戦後」を基礎づけた宮沢。昭和最大の思想劇の時空を超えた中継、堂々の完結。
平山周吉 P233
 
ゲは言語学のゲ 
第24回 言語学の主眼は、言語の構造の解明である。人一倍、勉強も人も嫌いな言語学者が、ヒトを知ろうと考える学問に囚われた、その先に見る夢。
吉岡乾 P252
随筆
 
ここでユダヤ人がころされたんだよ 
河原梓水 P212
 
友人代表スピーチ・イン・ザ・ヘル 
苔 P262
 
夏のおとずれ 
原島大輔 P370
 
「聖藝」の夢 
堀畑裕之 P486
連載
 
鳥のいない国 
第 6回
円城塔 P264
 
きょくあじさしとくさのこ姫 
第 6回
いしいしんじ P279
 
私的応答 
第 9回
井戸川射子 P290
 
オオカミの 
第 9回
高橋源一郎 P298
 
Wet Affairs Leaking 
第19回
阿部和重 P310
 
口訳 太平記 ラブ&ピース 外道ジョンレノンを根絶せよ 
第14回
町田康 P318
 
第10回
松浦寿輝 P336
 
鉄の胡蝶は記憶に夢を歳月に彫るか 
第83回
保坂和志 P345
 
これからの人生。 
第 2回
小西康陽 P372
 
庭を耕す 
第 2回
山中瑶子 P378
 
あのころの面影 仏文回想記 
第 4回
野崎歓 P383
 
ことばと演劇 
第 6回
平田オリザ P390
 
くぼみにふれる 
第 6回
百瀬文 P398
 
あいまいな世界の愛し方 
第 7回
田村正資 P404
 
音と言葉のデジタリティ 
第 8回
大谷能生 P412
 
せんそうって   永井玲衣×八木咲 
第 6回
永井玲衣 八木咲P426
 
わたしたちの世界の数理 
第 7回
全卓樹 P434
 
習い事だけしていたい 
第13回
酒井順子 P440
 
ストーリーワイズ 
第13回
立川小春志 P446
 
西高東低マンション 
第14回
武塙麻衣子 P451
 
不浄流しの少し前 
第16回
鈴木涼美 P456
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第17回
武田砂鉄 P460
 
星沙たち 
第19回
青葉市子 P482
 
僕と「先生」 
第 9回
長瀬海 P464
 
群像短歌部 
第21回
木下龍也 P488
 
文化の脱走兵 
第32回
奈倉有里 P498
 
現代短歌ノート二冊目 
第57回
穂村弘 P511
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第59回
くどうれいん P504
 
星占い的思考 
第64回
石井ゆかり P508
 
〈世界史〉の哲学 
第164回
大澤真幸 P514
書評
 
『美土里倶楽部』村田喜代子 
木村紅美 P528
 
『ノー・アニマルズ』鈴木涼美 
市街地ギャオ P530
 
『YABUNONAKA-ヤブノナカー』金原ひとみ 
永方佑樹 P532
 
群像Web紹介ページ 
  P534
 
第69回群像新人文学賞応募規定 
  P8
 
執筆者一覧 
  P544

ひとことコメント

コメント: