タイトル:群像 2026年 3月号 | ||||
| 創作 | ||||
授賞式のメンバー 文学賞授賞式に招待する人を考えるとき、私の頭に思い浮かぶのは、鬼籍に入っている伯母のことだった。 | … | 乗代雄介 | P11 | |
地元のヨーコ 全国民が少しでも笑顔になれるように「トンチン省」を作ってください。ヒーコラ生活しているわたしのリアルが防衛大臣に届くといいな。 | … | 戌井昭人 | P34 | |
| 芥川賞受賞記 | ||||
鳥山まことへの15の問い 本誌2025年8月号掲載『時の家』が第174回芥川龍之介賞を受賞。作家・建築士として活躍する筆者の軌跡とこれからを尋ねた、ロングメールインタビュー。 | … | P23 | ||
| 中篇一挙 | ||||
春の波 簡単な朝食と身支度を済ませて自転車に乗り、スーパーととやへ向かうと、遅番で一緒になることが多いグエンさんと糀谷さんも出勤している。朝から店長に文句を言っている田川さんを横目に、レジ横の台に棒金を叩きつけてばらすのは気持ちが良い。 | … | 武塙麻衣子 | P58 | |
| 掌篇シリーズ | ||||
ビル街 おれはビル街を逃げまわっている。それは昔のビル街だ。誰か助けてくれ。助けてくれ。 | … | 筒井康隆 | P31 | |
| 批評 | ||||
配線の先に明かりが灯る 堀江敏幸『二月のつぎに七月が』と言葉のリレー いちば食堂を舞台にした『二月のつぎに七月が』では、生きることと語ることが食の森で濃密に結びつく。「逸れ」「斜め」をキーワードに大長編の森に分け入っていく。 | … | 阿部公彦 | P182 | |
1条の躓き 「主権在民」は受け入れられたか 実際のところ、初めて発表された新憲法の草案を、人々はどう受け止めたのか。当時の史料から、第一条、象徴、主権在民の「姿」を明らかにしていく。 | … | 原武史 | P190 | |
| 新連載 批評 | ||||
自分を生きる備忘録 第1回 誕生日に素直にありがとうといえるようになりたい 去年の誕生日にAIチャツトと決別した。真心っぽい言葉や最適化された答えが虚しくて、あなたは一冊の本を開く。生きてきた時間の総体をそのまま見つめてみたいから、ひとつひとつ記してみようと思う。 | … | 岩川ありさ | P101 | |
| エッセイ | ||||
新書、人文書、外国文学、それぞれを定点観測。月に一冊、3人の評者にジャンルのツボを推してもらいます。 新書のツボ | … | 田村正資 | P108 | |
新書、人文書、外国文学、それぞれを定点観測。月に一冊、3人の評者にジャンルのツボを推してもらいます。 人文のツボ | … | 江南亜美子 | P110 | |
新書、人文書、外国文学、それぞれを定点観測。月に一冊、3人の評者にジャンルのツボを推してもらいます。 外文のツボ | … | 豊永浩平 | P112 | |
| 『はくしむるち』刊行記念特集・豊永浩平 | ||||
| 対談 池澤夏樹×豊永浩平 言葉と土地の境界線上で書く 土地と体に刻まれた傷に、どう向き合うか、サブカルチャーから世界文学まで、言語の拮抗関係から文学の可能性を探る、世代を超えた対話。 | … | P116 | ||
| インタビュー 歴史といま/ここをつなぐ文学 豊永浩平 自らが体験していない「歴史」といかに向き合い、書くことができるのか。デビュー作から最新短編にいたるまで、作家の試みに迫るインタビュー。 | … | 聞き手江南亜美子 | P128 | |
| 批評 反暴力に向けて、「戦後」の不在を抱きとる言葉 作品に穿かれた空白、その年代記の白紙が喚起するもの。『はくしむるち』が内包する「真に文学的なプロジェクトへの誘い」の言葉を浮き彫りにする批評。 | … | 渡邊英理 | P143 | |
| エッセイ ムルチ、沖縄に現わる | … | 豊永浩平 | P152 | |
| 『私的応答』刊行記念 小特集・井戸川射子 | ||||
| インタビュー 私のだけでない痛み、不幸だけでなく幸福を言葉にする 母と娘の語りが、谺のように「応答」しあいながら、親子三代の群像劇を描く『私的応答』。自分の経験を自分の言葉で新しく付け加えることとは。 | … | 聞き手渡邊英理 | P158 | |
| 書評 なるほど地面は割れるのや | … | 小川公代 | P170 | |
| 書評 絞る喉と漏れる声 | … | 高森順子 | P173 | |
| エッセイ needs | … | 井戸川射子 | P176 | |
| 特別対談・福尾匠 | ||||
置き配的社会で書き続けるために 小川哲×福尾匠 人が生み出す偏った仮説にこそ、文章を書くおもしろさがある。小説と書評、ふたつの異なる視点から、言葉を届ける意味と可能性を思考する。 | … | P204 | ||
病んでいるひとの病んでいない部分に届く言葉 斎藤環×福尾匠 「理論」が消滅し、「説」と「言質」の時代のなかで、「先」に行く、にはどうしたらいいのか。『置き配的』と『イルカと否定神学』の共通点から思考していく。 | … | P216 | ||
| 追悼・久米宏 | ||||
追悼・久米宏 柳のもとで | … | 塩田武士 | P231 | |
| 本の名刺 | ||||
本の名刺 大谷能生/ブルボン小林 | … | 大谷能生 | P236 | |
| 最終回 | ||||
習い事だけしていたい 第21回 長寿大国・日本で「大人の習い事」は、人生の後半に新しい光をくれる。今度はどんな未知なる世界に触れてみようか。 | … | 酒井順子 | P242 | |
不浄流しの少し前 第24回 代々木の事務所のすぐ近くにあるハウススタジオでの記憶はねなぜか陽の光に包まれていて私はいつもその中でうとうとしている。幼い時代から続く、今は忘れてしまいそうな出来事を書き留めた連載が完結。 | … | 鈴木涼美 | P246 | |
せんそうって 第8回 生きているーーその言葉の下には、無数の死と記憶が折り重なっている。せんそうってなんだろう。わたしはあなたと話したい。 | … | 永井玲衣 八木咲 | P250 | |
世界は誤訳でまわってる 第10回 大家さんに別れを告げて英国を発った僕は、日本に帰国する前に、スペインにいるジジのもとを訪れる。久しぶりに再会したジジを前にして感じる、体ごと合って言葉を交わすことのすごさ。僕の旅はこれからも続く。 | … | ブレイディみかこ | P259 | |
| 随筆 | ||||
或る無限議論の日々にて思うこと等 | … | 神島大輔 | P180 | |
からっぽな卒業 | … | きくち | P384 | |
いることがだいじ | … | 暮田真名 | P486 | |
| 連載 | ||||
不在事件 第 4回 | … | 多和田葉子 | P272 | |
口訳 太平記 平和にチャンスを与えなさい 第 4回 | … | 町田康 | P278 | |
鳥のいない国 第10回 | … | 円城塔 | P294 | |
きょくあじさしとくさのこ姫 第13回 | … | いしいしんじ | P309 | |
Wet Affairs Leaking 第27回 | … | 阿部和重 | P316 | |
B 第14回 | … | 松浦寿輝 | P353 | |
鉄の胡蝶は夢の記憶に歳月に彫るか 第91回 | … | 保坂和志 | P324 | |
ウクライナPR情報戦 「演者」の成功と落日 第 3回 | … | 高木徹 | P362 | |
シネマ日和 第 3回 | … | 島口大樹 崔実 | P376 | |
文学誌でミステリの話をしよう 第 3回 | … | 若林踏 | P371 | |
リンゴのくしゃみ 第 4回 | … | 伊藤亜和 | P380 | |
ニューヨーク滞在記 第 4回 | … | 平野啓一郎 | P386 | |
恋文の行方 第 3回 | … | 石井美保 | P394 | |
脳葉の蔭より 第 6回 | … | 小原奈実 | P414 | |
「雑」の風景 第 6回 | … | 平山周吉 | P403 | |
源氏百人一首 らせん譚 第 6回 | … | 毬矢まりえ 森山恵 | P420 | |
この空の下で 第 4回 | … | 石沢麻依 | P434 | |
丁寧な暮らしの哲学 第 9回 | … | 戸谷洋志 | P440 | |
これからの人生。 第10回 | … | 小西康陽 | P446 | |
あのころの面影 仏文回想記 第12回 | … | 野崎歓 | P456 | |
くぼみにふれる 第12回 | … | 百瀬文 | P462 | |
可愛い哲学 第 9回 | … | 三木那由他 | P468 | |
ストーリーワイズ 第21回 | … | 立川小春志 | P476 | |
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 第25回 | … | 武田砂鉄 | P481 | |
群像短歌部 第24回 | … | 木下龍也 | P488 | |
文化の脱走兵 第38回 | … | 奈倉有里 | P498 | |
現代短歌ノート二冊目 第65回 | … | 穂村弘 | P509 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第67回 | … | くどうれいん | P504 | |
星占い的思考 第72回 | … | 石井ゆかり | P512 | |
〈世界史〉の哲学 第170回 | … | 大澤真幸 | P516 | |
| 書評 | ||||
『太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか』小野圭司 | … | 砂川文次 | P536 | |
『平和と愚かさ』東浩紀 | … | 福尾匠 | P538 | |
『女の子の背骨』市川沙央 | … | 星野概念 | P540 | |
『編集の明暗』津野海太郎 宮田文久編 | … | 前田啓介 | P542 | |
『ゲは言語学のゲ』吉岡乾 | … | 三木那由他 | P544 | |
『音と言葉のデジタリティ』大谷能生 | … | 矢野利裕 | P546 | |
群像Web紹介ページ | … | P548 | ||
第70回群像新人文学賞応募規定 | … | P8 | ||
執筆者一覧 | … | P560 | ||
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