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群像 2025年11月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2025年11月号
一挙掲載
 
冬迷宮 
飢饉に襲われた少女は湖を渡る。水霊に導かれるように、現実から伝承へ、飢餓から不死へ、王国の衰亡から興国へ、神話から歴史へ、時空を超えて現前するオルタナティブな世界に足を踏み入れる。郡山を、東北を、世界を鎮魂する一大叙事詩。
古川日出男 P11
新連載
 
恋文の行方    第一回  物語のはじまり 
陸軍の将校として沖縄に赴任した大叔父と後に妻となる少女が戦時下に交わした手紙は百通を超えた。二人の往復書簡を通して、文化人類学者である著者が当時の人びとの生きざまを紡ぐ試み。
石井美保 P118
特集・口訳 町田康
 対談
突破口としての「文体」」 京極夏彦×町田康 
現代日本文学の革新者が、言葉の選び方から視点の問題、固有名詞の扱い、小説の結末まで、文章の芸と表現をめぐって縦横に語りあう記念すべき初対話。
  P126
 対談
説明、情報、順番――ぜんぶ小説の話 小川哲×町田康 
新人賞の選考やイベント等で議論を重ねてきた二人が、互いの新刊を手がかりに小説論をぶつけ合った白熱の120分。
  P138
 書評
利権と騒乱の世で愛と平和を望みつつも少しシニカルなあなたへ 
渡辺祐真 P152
 エッセイ
又やってまいました 
町田康 P155
 創作
口訳 太平記 平和にチャンスを与えなさい ① 
乱世に翻弄される公卿たちの愛と絶望、流転と死。ユーモラスニ描く『口訳 太平記』第二部のはじまりはじまり
ポリマ真一 P158
掌篇シリーズ
 
一斉手入れ 
同時に踏み込みや言うといたやろ、遅れたらアウトやがな。各方面の現状を確認しなければならない主任はああしんどい。
筒井康隆 P165
批評
 
炎上と音楽 
SNSにより「教室」化した市民社会において、観客たちの倫理と技法をどう考えるべきか。群像新人文学賞受賞作『アザミ』を中心に、「読む」という行為の変容を問う。
小峰ひずみ P170
 
『宝石の国』論 ポストヒューマンが超人にならない世界に向けて 
ロボットやAIなどのポストヒューマンが登場する今日、人間は生きのびの仕方を変容しうるのかーー『宝石の国』がはらむ世界への問いかけをマテリアルフェミニズムセオリーで読み解く。
高橋幸 P186
 
「象徴」の80年――昭和・平成・令和 
戦後80年を経ても深まらなかった「象徴」についての議論。国民主権と世襲の天皇制は両立し得るのか。「我々自身」の問題としてねいまあらためて引き受ける必要があるのではないか。
原武史 P196
対談連載
 
秘密の読書会 ③      T・カポーティ『ミリアム』 孤独の世界を突き破る残酷な少女 
少女の残酷さとは何か。老女の孤独を手がかりに、傷つける力の効能を探る。
小川洋子 東畑開人P214
論点
 
熱い汗と凍える魂を纏う コムデギャルソン、わたしたちの政治参加 
政治参加ーー生活と労働に追われるわたしたちは、いつも無力だ。いま、戦争が起きている。わたしの、この身体には、何ができるだろうか。
山内優佳 P230
ロング書評
 
女性たちの声をかたちにすること 
今年の春、アトウッドの『ペネロピアド』とテイヴズの『ウーマン・トーキング』が文庫化された。フェミニズム的主題を持つふたつの小説が可視化して見せる女性の声のかたちを考える。
ハーン小路恭子 P238
追悼・吉行和子
 
足音は響きつづける 
木村紅美 P246
本の名刺
 
絓秀実/新田啓子/松村圭一郎/横田徹 
  P250
最終回
 
西高東低マンション 第18回 
長く住むこのマンションから今日もまた出かけていく。ひと月ごとの季節の記録に、家の中、マンションの廊下、街のバス停、旅先でまたきっと出会える。
武塙麻衣子 P262
随筆
 
お金のように〈私〉を増やす 
太田充胤 P168
 
ヨーマ先生の蒔いた種 
大原鉄平 P212
 
輪はまわる 
岡根谷実里 P268
 
だからそれは 
パク・ソルメ P326
 
証明写真の怪 
ピンク地底人3号 P400
 
夏の思い出 
松田いりの P468
 
ソフトクリーム状の滑り台 
丸田洋渡 P510
連載
 
鳥のいない国 
第 8回
円城塔 P270
 
きょくあじさしとくさのこ姫 
第10回
いしいしんじ P286
 
第12回
松浦寿輝 P298
 
オオカミの 
第12回
高橋源一郎 P308
 
Wet Affairs Leaking 
第23回
阿部和重 P320
 
鉄の胡蝶は夢を記憶を歳月を彫るか 
第87回
保坂和志 P328
 
脳葉の蔭より 
第 2回
小原奈実 P358
 
「雑」の風景 
第 2回
平山周吉 P364
 
源氏百人一首  らせん譚 
第 2回
毬矢まりえ 森山恵P372
 
この空の下で 
第 2回
石沢麻依 P386
 
丁寧な暮らしの哲学 
第 5回
戸谷洋志 P394
 
これからの人生。 
第 6回
小西康陽 P418
 
女たちの群像 
第 4回
渡邊英理 P402
 
ジャッジメンタルな時代 ネガティヴ・ケイパビリティ考 
第 5回
小川公代 P426
 
あのころの面影 仏文回想記 
第 8回
野崎歓 P440
 
ことばと演劇 
第10回
平田オリザ P446
 
くぼみにふれる 
第10回
百瀬文 P454
 
あいまいな世界の愛し方 
第11回
田村正資 P460
 
せんそうって 
第 7回
永井玲衣 八木咲P470
 
わたしたちの世界の数理 
第 9回
全卓樹 P482
 
リアルなインターネット 
第11回
竹田ダニエル P488
 
習い事だけしていたい 
第17回
酒井順子 P495
 
ストーリーワイズ 
第17回
立川小春志 P500
 
不浄流しの少し前 
第20回
鈴木涼美 P512
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第21回
武田砂鉄 P516
 
文化の脱走兵 
第35回
奈倉有里 P505
 
現代短歌ノート二冊目 
第61回
穂村弘 P527
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第63回
くどうれいん P520
 
星占い的思考 
第68回
石井ゆかり P524
書評
 
『光と音楽』大江健三郎 画・大江ゆかり 
阿部和重加奈子 P530
 
『アザミ』綾木朱美 
小橋めぐみ P532
 
『海をこえて――人の移動をめぐる物語』松村圭一郎 
谷川嘉浩 P634
 
群像Web紹介ページ 
  P536
 
第47回野間文芸新人賞候補作発表 
  P540
 
第69回群像新人文学賞応募規定 
  P8
 
執筆者一覧 
  P544

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