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群像 9月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 9月号
特集 戦争への想像力
 創作
香港陥落 
一九四一年、香港。谷尾悠介は、ペニンシュラ・ホテルに降り立つ。日本軍による香港占領計画が進む中、日英中・三人の男たちの運命が絡み合う。
松浦寿輝 P8
 創作
ダン吉の戦争 
植民地経営の常識って何だろう? 南の島の王となったダン吉が見た島民たちのフリーダム。
高橋源一郎 P60
 エッセイ
死に顔を「写ルンです」で 
今年は、ずいぶんまえに亡くなった祖父のことをよく思い出す。祖父は、戦争についてほとんど話さなかった。
朝吹真理子 P73
 批評
不可視の記念碑 
歴史はつねに耐えがたく、恥ずかしい。だからこそ彫刻は何度も引き倒され、破壊されてきた。「歴史」とは何なのか?
小田原のどか P77
 批評
戦場のホモ・ルーデンス 
テクノロジーの発展によって身体性を剥ぎ取られたとき、戦場に欠如するものとは。
金子遊 P92
 批評
ドイツ児童文学とナチズム 
「経験の文学」から「記録の文学」へ。ドイツの児童文学が描いてきた「戦争」。
酒寄進一 P104
 批評
日本近代戦争の起源と終焉――「肉弾」から「特攻」へ 
七〇年代生まれの作家たちの「戦争小説」は、中上健次と村上春樹のものといかなる関係にあるのか。三号連続批評、解決篇。
高原到 P115
 短期集中ルポ  最終回
ガザ、西岸地区、アンマン ⑦ 「国境なき医師団」を見に行く 
内戦や紛争で傷ついた患者の苦難、それを救おうとする医師たち。彼らの奮闘から感じたのは、人間らしさだった。
いとうせいこう P158
〈新連載〉
 
日常の横顔 
去年の十月の終わり、私は人形町のホテルで自主缶詰をしていたーー日常に潜む「横顔」を描く、新連載エッセイ。
松田青子 P171
創作掌篇
 
バラ法 
緊急事態宣言下でも、もちろん日常は続いてゆく。とある食卓で生まれた「法律」とは。
米澤穂信 P175
 
夏の終わりかた 
十九歳だった。あの夏から十一年、決して忘れることのできない出来事。新鋭による受賞第一作。
石倉真帆 P180
批評
 
大江健三郎と「晩年の仕事」〔3〕 
三島由紀夫、ドストエフスキー、セリーヌ、ナボコフ、エリオット。大江作品のなかで、時代も国籍も来歴も異なる五人の作家が、いかなる「対位法」において出会うのか。
工藤庸子 P232
 
非人間 
大澤信亮 P280
 
ショットとは何か 
蓮實重彦 P305
論点
 
論点 
資本主義は決して「全体化するシステム」ではなく、それはわたしたちをまったく逃れがたい構造のうちに閉ざしているのではない。今月の群像の論点ーー「グレーバー」「アガンベン」「男性性と #MeToo」「ニック・ランド」。
   
 
未来を開く――デヴィッド・グレーバーを読む 
片岡大右 P331
 
アガンベンのコロナ発言とズレ 
高桑和巳 P346
 
男性性の探究と #MeToo運動 
伊達聖伸 P354
 
加速主義をめぐる覚書――二一世紀の現代思想史のために 
星野太 P364
〈連続対談〉
 
富岡幸一郎×佐藤優 
近代日本150年を読み解く 戦後篇
富岡幸一郎 佐藤優P372
〈連載完結〉
 
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain 
第31回
ブレイディみかこ P228
 
LA・フード・ダイアリー 
第12回
三浦哲哉 P388
連載
 
はぐれんぼう 
第 2回
青山七恵 P400
 
ゴッホの犬と耳とひまわり 
第 9回
長野まゆみ P408
 
鉄の胡蝶は記憶の夢の歳月は彫るか 
第25回
保坂和志 P420
 
二月のつぎに七月が 
第30回
堀江敏幸 P439
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第 2回
くどうれいん P450
 
Nの廻廊 
第 2回
保阪正康 P454
 
薄れゆく境界線――現代アメリカ小説探訪 
第 4回
諏訪部浩一 P464
 
ハロー、ユーラシア 
第 4回
福嶋亮大 P468
 
歴史の屑拾い 
第 4回
藤原辰史 P478
 
「近過去」としての平成 
第 6回
武田砂鉄 P483
 
「ヤッター」の雰囲気 
第 6回
星野概念 P488
 
星占い的思考 
第 6回
石井ゆかり P496
 
所有について 
第 7回
鷲田清一 P499
 
辺境図書館  
第 7回
皆川博子 P510
 
〈世界史〉の哲学 
第127回
大澤真幸 P514
 
現代短歌ノート 
第124回
穂村弘 P527
 
私の文芸文庫 
第 9回  『庭の山の木』庄野潤三
江國香織  
 
極私的雑誌デザイン考 
第 8回
川名潤 P492
随筆
 
文芸という海 
メジャーとインディペンデント出版との波間で
小澤みゆき P302
 
酒の哲学 
源河亨 P278
 
目覚めた者たち 
シェリーめぐみ P417
〈書評〉
 
『ルポ 百田尚樹現象』石戸諭 
塩田武士 P530
 
『岩波新書解説総目録1938-2019』岩波新書編集部編 
山本貴光 P532
 
『会いに行って 静流藤娘紀行』笙野頼子 
吉田知子 P534
 
『ワイルドサイドをほっつき歩け』ブレイディみかこ 
ピーター・バラカン P536
 
『霧の彼方 須賀敦子』若松英輔 
辻山良雄 P538
創作合評
 
いしいしんじ「息のかたち」 
亀山郁夫 
X安藤礼二 
X日和聡子 
P542
 
長島有里枝「二人の計画」 
亀山郁夫 
X安藤礼二 
X日和聡子 
P542
 
宇佐見りん「推し、燃ゆ」 
亀山郁夫 
X安藤礼二 
X日和聡子 
P542
 
高橋弘希「海がふくれて」 
亀山郁夫 
X安藤礼二 
X日和聡子 
P542
 
第64回群像新人文学賞応募規定 
   
 
第65回群像新人評論賞応募規定 
  P560
 
執筆者一覧 
  P562

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