TOP

趣味は「読書」

群像 2023年10月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

文学賞関連

群像トップページ
  • 2023年
  • 2022年
  • 2021年
  • 2020年
  • 2019年
  • 2018年
  • 2017年
  • 2016年
  • 2015年
  • 2014年
  • 2013年
  • 2012年
  • 2011年
  • 2010年
  • 2009年
タイトル:群像 2023年10月号
新連載・連作
 
骨壺のカルテット 
院長先生は父の骨壺から四つの骨片を取り出すと、飴の空き缶の中に入れた。「これがお父さまのお声です」―。VRアニメーション『耳に棲むもの』から生まれた、もうひとつの物語。
小川洋子 P6
本誌初登場・一挙掲載
 
鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説 
鬼怒楯岩大吊橋ツキヌが、面構えのない猫のペットシッターを勤めることになったのには複雑な事情がある―。本誌初登場。昨年作家デビュー二〇周年を迎えた西尾維新が届ける令和の「猫」小説。
西尾維新 P15
創作
 
琥珀の家の掌 
従姉妹から届いた個展の案内状には、琥珀に包まれた叔母の掌が蹲っていた。忘れていたひと夏の記憶が鮮やかによみがえる。
石沢麻依 P125
 
風雨 
雨が降っていた。風が音を増した。予報では逃げ切れるはずだった。船もバスも動かない。教師たちは、生徒たちは、彼と向井は、その目に何をうつしたか。
井戸川射子 P142
 
宇宙塵 
父から娘への思いは、誰知らず降り積もる。宇宙からの塵がそうであるように。
小野正嗣 P90
 
花束の夜 
花束は見た目よりも重たい。水本にとってはこれが初めて手に持つ「退職の花束」だった。
高瀬準子 P159
新連載
 
いま、球場にいます 
WBC、NPBから韓国野球……大の野球ファンである著者が不定期に伝えていく、野球場からの報告。
高山羽根子 P228
 
ハザマの思考 
「メイン」と「サブ」の「ハザマ」に分け入った先に見えてくるもの。教養番組のテレビプロデューサーが思考するサブカルチャー精神とは。
丸山俊一 P220
インタビュー
 『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』刊行記念インタビュー
物語るために遠ざかること。時間、記憶、ディスタンス。   川上弘美 
単純な因果関係ではできていない世界を、小説全体であらわすために。近接を重ねて遠接を描く、川上文学の魅力に迫る。
聞き手鴻巣友季子 P182
批評
 
空海〔12〕 
空海は王権の在り方を根底から変えてしまった。新たな王は、現実の政治的な王ではなく超現実の宗教的な王とならなければならない。
安藤礼二 P248
 
小川洋子の作品におけるエモーションの記号化とその情動と感情作用の可能性 
小川洋子の小説は、なぜ世界の読者の感情に訴えかけるのか。感情科学と文学研究の両面から小説の謎にアプローチする論考。
エレナ・ヤヌリス 多和田葉子訳P195
連作
 
帰れない探偵 嵐の中、嵐のあと 
四十年前のある事件。資料のなかに「祖母に似た女性の写真」を見つける… ひとは過去とどんな関係をもつことができるのか。好評連作最新作。
柴崎友香 P234
New Manual
 
デニムハンター 
「人が穴に入るんじゃない。穴が人を吸い込むんだ」。保安官のブリットは、廃坑で消えたデニムハンターを追う。
舞城王太郎 P286
本の名刺
 
本の名刺 
長島有里枝 P274
最終回
 
「くぐり抜け」の哲学 
第13回  くらげという他者から始まり、「弱さ」や「取り残されていく人々」をくぐり抜けて、たどり着いた先にあるもの。
稲垣諭 P278
連載
 
口訳 太平記 ラブ&ピース 外道ジョンレノンを根絶せよ 
第 2回
町田康 P336
 
無形 
第 4回
井戸川射子 P357
 
タブー・トラック 
第 8回
羽田圭介 P366
 
多頭獣の話 
第13回
上田岳弘 P388
 
鉄の胡蝶は記憶は歳月は夢は彫るか 
第62回
保坂和志 P405
 
二月のつぎに七月が 
第51回
堀江敏幸 P430
 
セキュリティの共和国ーー戦略文化とアメリカ文学 
第 2回
新田啓子 P444
 
星になっても 
第 2回
岩内章太郎 P457
 
ゲは言語学のゲ 
第 3回
吉岡乾 P464
 
養生する言葉 
第 4回
岩川ありさ P472
 
僕と「先生 
第 2回
長瀬海 P482
 
メタバース現象考 ここではないどこかへ 
第 4回
戸谷洋志 P494
 
言葉と物 
第 4回
福尾匠 P504
 
群像短歌部 
第 4回
木下龍也 P512
 
チャンドラー講義 
第 5回
諏訪部浩一 P523
 
星沙たち、 
第 5回
青葉市子 P536
 
レディ・ムラサキのティーパーティー――姉妹訳 ウェイリー源氏物語 
第11回
毬矢まりえ 森山恵P544
 
野良の暦 
第12回
鎌田裕樹 P564
 
文化の脱走兵 
第12回
奈倉有里 P568
 
庭の話 
第15回
宇野常寛 P574
 
世界の適切な保存 
第18回
永井玲衣 P590
 
なめらかな人 
第19回
百瀬文 P595
 
磯崎新(シン・イソザキ)論 
第22回
田中純 P601
 
地図とその分身たち 
第23回
東辻賢治郎 P619
 
言葉の展望台 
第28回
三木那由他 P626
 
世界と私のA to Z 
第20回
竹田ダニエル P631
 
こんな日もある 競馬徒然草 
第32回
古井由吉 P640
 
現代短歌ノート二冊目 
第36回
穂村弘 P647
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第38回
くどうれいん P650
 
星占い的思考 
第43回
石井ゆかり P644
 
所有について 
第26回
鷲田清一 P656
 
文芸文庫の風景 
第34回
川勝徳重  
 
文一の本棚 
第 4回
松永K三蔵 P654
随筆
 
「故郷」から遠く離れて 
王寺賢太 P179
 
ChatGPT狂想曲 
全卓樹 P218
 
時折タイムスリップ 
たなかみさき P272
 
宙に浮いた魂の受け皿 
筒井淳也 P334
 
自然と身体ひとつで 
永沢碧衣 P442
 
高速道路のバス停で 
宮地尚子 P541
 
苦痛神話 
村中直人 P624
 
たかが毛、されど毛 
屋敷葉 P670
 
第67回群像新人文学賞応募規定 
   
 
執筆者一覧 
  P674

ひとことコメント

コメント: