タイトル:群像 2026年 1月号 | ||||
| 新年短篇特集 | ||||
時のみ正しく滴る 野外で映画が上映されることになり、子どもたちを落ち着かせようとする人、場所取りをしようとする人がいる。花火はなかなか打ち上がらない。 | … | 井戸川射子 | P26 | |
外野自由 外野自由席の席取りをめぐって初めての「先発」を任された青年は、待機列で「仲間」と出会うがーー。自由を求め、不自由に縛られる、野球場のもう一つの物語。 | … | 尾崎世界観 | P33 | |
白く長い坂 どこまで続くともしれない坂道を三人の老人が登っていく。行き先も曖昧なまま、それでも人生のように坂から離れられない。 | … | 黒井千次 | P46 | |
だれかさん 老いた母を訪ねるため家を出た男は、かってゼライス加工工場があった一劃で、五歳の夏に置き去りにした痛みの記憶と再会する。 | … | 佐伯一麦 | P54 | |
G(h)etto アメリカ合衆国の51番目の州であるリウキウ州。保育園(プレスクール)卒でなーんも知らないウチは、ウチらの権利を守るために活動している「方法序説(メソッド・マン)」やミカに、馬鹿にされ呆れられながら暮らしている。 | … | 豊永浩平 | P67 | |
本当なら 山間の旅館を訪ねた小説家の「僕」は、主人やその後妻らしき女性の語る話に違和感を覚える。雨漏りの染み、猪の気配、コクワガタの死体。現実と虚構の境界が揺らいでいく。 | … | 中村文則 | P82 | |
| 新連載 | ||||
| 創作 アーカイブ 痛む足をひきずるように歩いていた帰り道、男が「だいじょうぶですか」と声をかけてきた。知らない男の「親切」が日常の輪郭を歪ませる。 | … | 藤野可織 | P11 | |
| ノンフィクション ウクライナPR情報戦 「演者」の成功と落日 『戦争広告代理店』でボスニア紛争を「PR情報戦」という視点から鮮やかに読み解いた著者が、自分事としてとらえたウクライナ侵攻。情報、戦争、世界、日本のいまと未来を、現在進行形で考える。 | … | 高木徹 | P88 | |
| エッセイ シネマ日和 島口大樹×崔実 映画を観ることは、揺さぶられた心に新たな自分を発見すること。連載初回で、ふたりの視線は、偶然にも「窓」に向かった。 | … | 島口大樹 崔実 | P98 | |
| エッセイ 文芸誌でミステリの話をしよう ジャンルとして大きな山を築く「ミステリ」。標高は高く、裾野は広がり続けるその山道を歩きながら、眼下の景色を見渡してみる、雨降りでも、晴れた日にも。 | … | 若林踏 | P102 | |
| ルポ 「読む」をデザインするひと 雑誌や本の〝顔〟づくりを担っているのに、読者や書き手や編集者にとって、デザイナーは近くて遠い存在である。デザインの言葉を聞/聴くことで見通す、出版文化のこれから。 | … | 宮田文久 | P108 | |
| 野間文芸賞・野間文芸新人賞発表 | ||||
野間文芸賞・野間文芸新人賞発表 | … | |||
| 第78回野間文芸賞受賞作 | ||||
第78回野間文芸賞受賞作 「世界99」上・下 | … | 村田沙耶香 | P122 | |
受賞のことば/選評 奥泉光/佐伯一麦/多和田葉子/町田康/三浦雅士 | … | P123 | ||
| 第47回野間文芸新人賞受賞作 | ||||
時の家 | … | 鳥山まこと | P127 | |
カンザキさん | … | ピンク地底人3号 | P128 | |
受賞のことば/選評 小川洋子/川上弘美/川上未映子/高橋源一郎/長嶋有 | … | P129 | ||
| 小特集・堀江敏幸『二月のつぎに七月が』刊行記念 | ||||
| ロングインタビュー 堀江敏幸 時間のリレーを書き留める言葉 人間は自分の時間だけではなくて、複数の人の時間をもらって生きているんじやないか。足かけ八年、長期連載のすえに顕れた、堀江文学の現在地。 | … | 聞き手尾崎真理子 | P133 | |
| ロング書評 やわらかな抵抗の器としての小説 現代社会に押し流される日常のなかに、人々のやわらかな抵抗と生の手触りがある。仏文学者が迫る堀江文学の核。 | … | 野崎歓 | P148 | |
| 創作 河童の脚をつかむ 紙面の小さなコラムを書くために、人づてに紹介された耕一さんのところで話を聞いている。鏡岩のまわりを流れる川の水に西陽が反射して、彼も目を細める。光のまぶしさが事故につながることもあり、そこはあぶないポイントらしい。 | … | 堀江敏幸 | P154 | |
| 本の名刺 | ||||
川内有緒/平山周吉/福尾匠/ | … | P196 | ||
| 最終回 | ||||
父たちのこと 第11回 父・克己の海軍経理学校のクラスメイト五一名のうち、二〇名が戦死したが、戦後とくに華やかに活躍したある人物がいる。彼は「経理」という面をのぞけば、あらゆる面で父と対照的だった。 | … | 阿部公彦 | P168 | |
ことばと演劇 第12回 演劇について歴史を遡りながら、近代への接読、「ことば」について考えてきた現代新書編集部とのコラボ連載が完結。「ことば」の探究は続いていく。 | … | 平田オリザ | P186 | |
| 随筆 | ||||
アンビバレントな移動 | … | 伊藤将人 | P166 | |
アートってなんなんだろうね(ぼくの話) | … | 北村直登 | P194 | |
飛ぶこと、落ちること | … | 小林坩堝 | P300 | |
ひとりぼっち | … | 坂口涼太郎 | P388 | |
まだ夢の続きの中で | … | 田中裕梨 | P456 | |
| 連載 | ||||
不在事件 第 2回 | … | 多和田葉子 | P209 | |
口訳 太平記 平和にチャンスを与えなさい 第 2回 | … | 町田康 | P216 | |
鳥のいない国 第 9回 | … | 円城塔 | P230 | |
オオカミの 第14回 | … | 高橋源一郎 | P246 | |
Wet Affairs Leaking 第25回 | … | 阿部和重 | P263 | |
B 第13回 | … | 松浦寿輝 | P254 | |
鉄の胡蝶は夢を記憶は歳月を彫るか 第89回 | … | 保坂和志 | P268 | |
リンゴのくしゃみ 第 2回 | … | 伊藤亜和 | P302 | |
ニューヨーク滞在記 第 2回 | … | 平野啓一郎 | P306 | |
恋文の行方 第 2回 | … | 石井美保 | P312 | |
脳葉の蔭より 第 4回 | … | 小原奈実 | P322 | |
「雑」の風景 第 4回 | … | 平山周吉 | P328 | |
源氏百人一首 らせん譚 第 4回 | … | 毬矢まりえ 森山恵 | P338 | |
この空の下で 第 3回 | … | 石沢麻依 | P356 | |
丁寧な暮らしの哲学 第 7回 | … | 戸谷洋志 | P362 | |
これからの人生。 第 8回 | … | 小西康陽 | P368 | |
女たちの群像 第 5回 | … | 渡邊英理 | P376 | |
ジャッジメンタルな時代 ネガティヴ・ケイパビリティ考 第 6回 | … | 小川公代 | P390 | |
あのころの面影 仏文回想記 第10回 | … | 野崎歓 | P410 | |
可愛い哲学 第 7回 | … | 三木那由他 | P403 | |
わたしたちの世界の数理 第10回 | … | 全卓樹 | P416 | |
リアルなインターネット 第13回 | … | 竹田ダニエル | P422 | |
習い事だけしていたい 第19回 | … | 酒井順子 | P432 | |
ストーリーワイズ 第19回 | … | 立川小春志 | P437 | |
不浄流しの少し前 第22回 | … | 鈴木涼美 | P442 | |
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 第23回 | … | 武田砂鉄 | P448 | |
星沙たち 第23回 | … | 青葉市子 | P542 | |
僕と「先生」 第11回 | … | 長瀬海 | P458 | |
群像短歌部 第23回 | … | 木下龍也 | P480 | |
現代短歌ノート二冊目 第63回 | … | 穂村弘 | P497 | |
日日是(にちにちこれ)目分量 第65回 | … | くどうれいん | P490 | |
星占い的思考 第70回 | … | 石井ゆかり | P494 | |
| 書評 | ||||
『ダンシング・ガールズ』マーガレット・アトウッド 訳・岸本佐知子 | … | 石田夏穂 | P500 | |
『ゆっくり歩く』小川公代 | … | 岩内章太郎 | P502 | |
『三頭の蝶の道』山田詠美 | … | 紗倉まな | P504 | |
『置き配的』福尾匠 | … | 清水知子 | P506 | |
『天皇機関説タイフーン』平山周吉 | … | 竹内洋 | P508 | |
『筒井康隆自伝』筒井康隆 | … | 中条省平 | P510 | |
『チェロ湖』いしいしんじ | … | 鳥山まこと | P512 | |
『ロッコク・キッチン』川内有緒 | … | 森田真生 | P514 | |
群像Web紹介ページ | … | P516 | ||
執筆者一覧 | … | P528 | ||
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