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群像 2025年10月号 [ 文芸雑誌目次DB ]

群像

毎月7日
(株)講談社

講談社 BOOK倶楽部:文芸書 群像

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タイトル:群像 2025年10月号
創刊80周年カウントダウン号。
 
創刊80周年カウントダウン号。 
   
一挙掲載
 
はくしむるち 
きみは沖縄で生まれ、大伯父の家に入り浸り、オタクになった。小学校で受けたいじめ、暴力は中学以降性的な色を帯び、凄惨さと規模を拡大しながら続いていく。そこに交差する、大伯父の沖縄戦と戦後の記憶、いままで何回だって繰り返されてきた暴力を前に、ヒーローは現れるのかーー。圧倒的なリアリティで描く、待望の野間文芸賞受賞後第一作長篇。
豊永浩平 P11
新連載続々
 
脳葉の蔭より 
金木犀の香りに喚起されるあの景色。第一歌集『声影記』が話題の歌人による、短歌をよすがに記憶や思考のなかに降りていく鮮烈なな新連載。
小原奈実 P154
 
メディア・スケッチブック   感熱紙の卒業証書 
時代の変化やテックの向上により激変している、メディアをめぐる環境。メディアに関わってきた人たちの、あの日あの時の日常をスケッチすることで、いま求められているものを浮かびあががらせる。綿密な小説取材で知られる新聞記者出身の著者によるノンフィクション。
塩田武士 P160
 
「雑」の風景 
いまよりも多くの雑誌が作られ、雑文が書かれ読まれていた時代があった。一見関係ないものが並び、結びつくところから生まれる面白さ。いまに残る「雑」の真髄を探しにいく。
平山周吉 P169
 
源氏百人一首  らせん譚  毬矢まりえ×森山恵 
『源氏物語』の計795首の和歌から、人物ひとりにつき一首を選ぶーー江戸時代に国学者によって編まれてから200年。A・ウェイリー版の『源氏物語』の戻し訳をした姉妹が、現代に甦らせる新しい「源氏百人一首」の世界。
  P176
掌篇シリーズ
 
ランチタイム 
メーカー二社が打ち合わせがてらランチの約束をしていたが、なかなか四人が揃わない。視界が捩れていくような筒井ワールドをご賞味あれ。
筒井康隆 P189
創作
 
一、二景 
人に伝えられないがために、伝えたいこと自体なくなったのだという錯覚それが思春期でないか、それでも風が何か伝えてくるから、風のひと吹きにも苛立つのだ。「文芸ブルータス」とコラボした短篇「一景」をヴァージョンアップ。
井戸川射子 P196
 
モヤとチアーズ 
私の書いた小説について、ライターが言った四つの単語が、混乱とともに心拍数を上げていく。遠ざけたい反射的な心の動きと、彼を遮断したくないという気持ちの狭間で私は引き裂かれる。
金原ひとみ P208
対話
 
対話 第四回        蓮實重彦X工藤庸子    いま「戦争」を語ろうとする彼女ら・彼らにとって、アウエルバッハの『文学と戦争』とヴァージニア・ウルフの『三ギニー』は必読の書物であろうと考えます 
日本ではいったいいつ「戦争」について、真の言葉が語られることになるのか。ことばの「不自由」をめぐって。
蓮實重彦 工藤庸子P222
批評
 
大江健三郎論 ④ 
内子町図書情報館に展示されていた「大瀬小学校在学中に残された作文の一部です」とキャプションが付された原稿用紙一枚のコピーは、大江による最大の問題作の一部を形づくるものだったーー。
安藤礼二 P236
 
自分を生きる備忘録 
十二歳の時、君は自分を殺して生きていくことを決めた。三十年以上が経ち、いま私は君に会いに行きたい。君があがき生き抜いた時間のすべてが、その道を確かに照らす。
岩川ありさ P270
 
まず、書くべきである――金石範生誕百年によせて 
「日本語で朝鮮を書くことは可能か」。自らに課した問いを抱えながら書き続けた金石範の人生に見えるのは、虚構と現実のあわいを生きる小説家の姿だった。
宋恵媛 P278
論点
 
ジャニーズ性加害問題で起きた「パラダイムシフト」の行方 
ジャニー喜多川氏による性加害を訴えた男性の歌声に耳を傾けながら、取材者としての冷静な感情ではいられなかったーー社会全体の価値観を揺さぶり、何よりも個人の人生を深く傷つけたこの問題は、過去ではなく現代進行形の問いをはらむ。
島崎周 P293
往復書簡
 
向坂くじら×紗倉まな   ふたりのための往復書簡④ 
「孤独」でも「集団」でもなく、「ふたり」で、仏教にまつわる本をともに読んで「ひとり」と「群れ」について話し、考えた。
向坂くじら 紗倉まなP302
エッセイ
 
悲しいとぼくに言って 
最果タヒ P318
本の名刺
 
綾木朱美/小川公代/グレゴリー・ケズナジャット/駒田隼也 
  P321
最終回
 
私的応答 
第12回 記憶なんかは幻なんやから、自分の好きな角度速度で眺めたらよろしい、良かった時で止めてまえばよろしい。昭和から令和へ、母から子へ時は連なり続け、春の浜辺で見つめた光。
井戸川射子 P334
随筆
 
傷口を窓に開く 
青本柚紀 P192
 
石若駿のPentatonic物語 
石若駿 P341
 
ごく一方的な、植物の「知り合い」 
小林奈々 P452
 
休息と階段 
山西竜矢 P518
連載
 
きょくあじさしとくさのこ姫 
第 9回
いしいしんじ P344
 
世界は誤訳でまわってる 
第 8回
ブレイディみかこ P354
 
Wet Affairs Leaking 
第22回
阿部和重 P367
 
鉄の胡蝶は歳月に夢は記憶に彫るか 
第86回
保坂和志 P374
 
丁寧な暮らしの哲学 
第 4回
戸谷洋志 P406
 
絵画という地図を手にして 
第 3回
乗代雄介 P412
 
これからの人生。 
第 5回
小西康陽 P418
 
庭を耕す 
第 5回
山中瑶子 P430
 
あのころの面影 仏文回想記 
第 7回
野崎歓 P424
 
九鬼周造 
第 4回
星野太 P436
 
ことばと演劇 
第 9回
平田オリザ P454
 
くぼみにふれる 
第 9回
百瀬文 P462
 
可愛い哲学 
第 6回
三木那由他 P468
 
あいまいな世界の愛し方 
第10回
田村正資 P474
 
リアルなインターネット 
第10回
竹田ダニエル P486
 
習い事だけしていたい 
第16回
酒井順子 P490
 
ストーリーワイズ 
第16回
立川小春志 P481
 
西高東低マンション 
第17回
武塙麻衣子 P496
 
父たちのこと 
第10回
阿部公彦 P502
 
不浄流しの少し前 
第19回
鈴木涼美 P520
 
誰もわかってくれない――なぜ書くのか 
第20回
武田砂鉄 P524
 
星沙たち 
第22回
青葉市子 P528
 
僕と「先生」 
第10回
長瀬海 P532
 
文化の脱走兵 
第34回
奈倉有里 P552
 
現代短歌ノート二冊目 
第60回
穂村弘 P567
 
日日是(にちにちこれ)目分量 
第62回
くどうれいん P558
 
星占い的思考 
第67回
石井ゆかり P564
 
〈世界史〉の哲学 
第167回
大澤真幸 P570
書評
 
『言葉のトランジット』グレゴリー・ケズナジャット 
岩内章太郎 P586
 
『セキュリティの共和国 戦略文化とアメリカ文学』新田啓子 
白岩英樹 P588
 
『踊れ、愛より痛いほうへ』向坂くじら 
高橋久美子 P590
 
『Cloud on the 空き家』小池昌代 
たられば P592
 
『ティータイム』石井遊佳 
pha P594
 
『到来する女たち』渡邊英理 
村田喜代子 P596
 
群像Web紹介ページ 
  P598
 
第69回群像新人文学賞応募規定 
  P8
 
執筆者一覧 
  P608

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