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文藝 2019 春号 [ 文芸雑誌目次DB ]

文藝
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1・4・7・10月7日発売
(株)河出書房新社



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文学賞関連

  • 文藝賞  受賞作発表・選評(11月号)
タイトル:文芸 2019年 02 月号 [雑誌]
発売日:2019-01-07
価格:
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【創作】 (218枚)
 それは、善なる犠牲か、それとも呪いか――?
森があふれる 
「妻が発芽したんだ。治したくない、っていうんだ」――ある日、大量の植物の種を飲んで倒れた、小説家・埜渡(のわたり)の妻、琉生(るい)。日に日に樹木と化していく妻を、作家はつぶさに観察し、物語にしていく……。夫婦とは、小説とは? 木々があふれる部屋の中、気鋭の作家が現代の「個」と社会の本質を抉る問題作!
彩瀬まる P8
【創作】 (156枚)
 唐突に、過去は訪れ、下村の現在(いま)を彷徨(さまよ)う――沈黙とともに
喪服を着て 
日曜の夜だった。秋は深まっていた。群馬で友人の葬儀に出た下村は、東京へ戻らず、気づけば新潟にいた――走行距離十三万キロに達しようという故人トミーの車で、喪服を着て、遺書とともに。北上を続けた先に男を待ち受けていたものとは? 青春の終わりと人生のはじまりが響く、著者飛躍作!
桜井鈴茂 P77
【創作】 (212枚)
 人生という賭けに乗り続けろ。疑えば、生きることは困難になるから 
宝くじ 
ろくでなしの父親、同じ過ちを犯す元夫、妙に楽天的な後輩……七乙は周囲の人間の間をあてどもなく漂う。愚かさと幸福の力学を問う気鋭の傑作中篇。
中山咲 P183
【創作】 (211枚)
 はじめに《球》があった。そして、誰かの、何処かの扉が開く
ススト 
世界中で頻発する自殺及びテロ行為、通称「トライアル」。その発端となった男は言った。「何をしたって死ねないなんて、この世界には無理がある気がしませんか!」と。最悪が更新を続ける現代、小説を書くことの深層に迫る傑作。
岸川真 P121
【創作】 (212枚)
 それは、暗渠から、溢れ出る不可視なる毒
死は冷たいラザーニャ 
雑居ビルの一階「UDON」にかかって来た一本の電話。過去が次々とウキタの脳裏に去来する時、身体の深部に眠っていた「関係」は目を醒まし、いまを侵食しはじめる。いったい、誰の、「責任」なのか? 気鋭が日本の現在を可視化する!
川﨑大助 P259
【短編】
 
透明になれなかった僕たちのために 
佐野徹夜 P250
 
リコレクション 
佐々木譲 P324
 
冬毛にうずめる 
藤田貴大 P346
【特別対談】
 「池澤さん、なぜ人は物語を必要とするんでしょうか?」
池澤夏樹×角田光代「千年の時を超えた「物語る」力」 
新作小説の執筆を止めてまで開始された角田光代による新訳『源氏物語』(「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」収録)。その『源氏』の中でも最高傑作とも名高い「若菜」帖を含む『源氏物語 中』を巡る、現代を代表する作家たちと千年前の作家との魂の対話。
池澤夏樹 
X角田光代 
P360
【連載完結】
 
一億三千万人のための「論語」教室 
高橋源一郎 P370
 
24時間365日 二〇一八年十月二日~十月八日 
植本一子 P396
 
大岡昇平論 『昭和末』をめぐって 
湯川豊 P410
【対談】
 
尾崎世界観×町屋良平 
表現者は動きつづける
  P422
【エッセイ】
 
極私的平成文学遍歴――ベスト29付 
田村文 P318
【柳美里『町の形見』刊行記念 特別寄稿】
 
上演は「字」で繰り返される 
小松理虔 P550
【連載小説】
 
あなたが私を竹槍で突き殺す前に 
第 3回
李龍徳 P430
 
二千億の果実 
第 5回
宮内勝典 P458
 
1830 
第 5回
新堂冬樹 P476
 
パパララレレルル 
第 7回
最果タヒ P496
 
夢分けの船 
第11回
津原泰水 P534
 
灰の劇場 
第21回
恩田陸 P542
 
ギケイキ 
第24回
町田康 P502
【連載】
 
「季評 文態百版」 
第4回  二〇一八年九月〜十一月
山本貴光 P508
 
「アトリエ会議」 
二〇一八年十一月三十日
横尾忠則 
×保坂和志 
×磯﨑憲一郎 
P520
【書評】
 
リン・ディン/小澤身和子 訳『アメリカ死にかけ物語』 
[評者]磯部涼 P554
 
絲山秋子『夢も見ずに眠った。』 
[評者]田中和生 P556
 
舞城王太郎『私はあなたの瞳の林檎』『されど私の可愛い檸檬』 
[評者]鴻池留衣 P557
 
辻原登『不意撃ち』 
[評者]東山彰良 P558
 
ハン・ガン/斎藤真理子 訳『すべての、白いものたちの』 
[評者]イ・ラン P559
 
陣野俊史『泥海』 
[評者]DARTHREIDER P560
 
エリザベス・ストラウト/小川高義 訳『何があってもおかしくない』 
[評者]槙野さやか P561
 
皆川博子『夜のリフレーン』 
[評者]本多正一 P562
 
第56回文藝賞応募規定 
  P248
 
著者一覧 
  P565
 
定期購読のご案内 
  P564

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